ワキガに突然なることはある?仕組みと治療法を解説
それまで気にならなかったのにある時、突然自分の脇の臭いに違和感を覚え、「もしかしてワキガなのでは?」と気になってしまう方は一定数いらっしゃいます。
ワキガの原因となるアポクリン汗腺(ワキガの原因となる汗を出す組織)の数は生まれつき決まっていて、成長の過程で増えることはないのですが、ワキガの発症には個人差と様々な原因があるのです。
この記事ではワキガが発症する原因とワキガの治療法について解説していきます。
突然ワキガになることはない
基本的に、ある時を境に突然ワキガを発症するということはありません。
ワキガの大部分は遺伝的要因とされています。
しかしながら、特定の要因によってワキガの症状が悪化したために、それまで気にならなかった臭いが気になり出したというケースは考えられます。
突然のワキガの原因
食生活によるもの
にんにく、香辛料といった臭いの元となる食品や脂質の多い食べ物の過剰な摂取は体臭の増加、ワキガの症状の悪化へとつながります。
ストレスによるもの
緊張やストレスで手汗や脇汗をかくことはありますよね。
このようにストレスで交感神経が刺激されることで汗が出る精神性発汗の場合、アポクリン汗腺からも汗が出ますので、ワキガの原因となります。
運動不足によるもの
本来、汗をかくことで気過熱を利用して上昇した体温を下げ、体温調節を行います。
しかし、肥満の場合は脂肪が厚いため、体温を下げるためには肥満でない場合に比べてより多くの汗をかく必要があるのです。アポクリン汗腺から出る汗も増えるため、ワキガの原因になってしまいます。
疾患や服薬によるもの
糖尿病やパーキンソン病などの疾患、また抗うつ薬などの服薬によって汗の量が増え、ワキガの原因となることが考えられます。
突然のワキガの対処法
脂質の多い食べ物を控える
揚げ物など、なるべく脂質の多い食べ物は控え、脂質の少ないお肉や魚を中心に撮るのが良いでしょう。
また、ニンニクや香辛料など発汗作用があるとされるものも食べ過ぎには注意が必要です。
ストレスや疲労を溜めない
ストレスによる自律神経の乱れや緊張はワキガの原因であるアポクリン汗腺の働きを強めてしまいます。
また、睡眠不足による肝機能の低下は汗に含まれるアンモニアの増加につながるため、睡眠時間を十分確保することも大切です。
普段から適度に運動をする
適度な運動で普段から汗をかく習慣をつけていると、汗に含まれる臭いの元となる成分(ミネラルなど)が過剰に分泌されることもなくなります。
また、身体を動かして汗をかくことはストレス解消に大きな効果があり、睡眠の改善にもつながります。
ワキガ・多汗症治療はミラドライがおすすめ
ミラドライは脇にマイクロ波を照射して皮膚の内部に存在するエクリン汗腺(通常の汗を出す組織)とワキガの原因となるアポクリン汗腺の両方を破壊して臭いの素を断ち切るワキガ・多汗症治療法です。
一度の施術で7〜8割のアポクリン汗腺を破壊でき、完全に破壊された汗腺は再び機能することがないため、効果は半永久的に持続します。
また、皮膚を切らずに組織を破壊することができるため、身体への負担が少なく、日帰りで施術をお受けいただけるため、ワキガや多汗症でお悩みの方におすすめの治療法です。
ワキガかもと感じる方はマリアクリニックへご相談ください
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は「ワキガは突然発症したり、治ることはあるのか」という疑問について解説いたしました。この記事をご覧になられている方の中には「ワキガかどうかはわからないけど脇の臭いが気になっている。」あるいは「ワキガ治療をしたい」という方がいらっしゃるかと存じます。
マリアクリニックは開院以来、ワキガ・多汗症の専門的な治療を行ってきたクリニックですので、そういった方々のお悩みを一緒に解消していくことが可能です。
少しでも気になるようであれば、当院まで一度お気軽にご相談くださいませ。
医師監修
記事監修医師
小林幸子 医師