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ワキガってうつる?

ワキガってうつる?

ワキガは医学名で「腋臭症」という名称の病気の一種です。

病気と聞くと、「家族やパートナーがワキガの場合、一緒にいるとわきがってうつってしまうのでは?」

そんな心配を持ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、「ワキガはうつるのか?」に関して解説いたします。

ワキガはうつらない

ワキガはうつらない

結論から申し上げると、ワキガは風邪などのように人から人にうつるようなことはありません。

なぜかというと、ワキガの原因はアポクリン汗腺からの汗の量に関係することが多く、これは遺伝的な要因が大きく関わっているからです。

つまり、ワキガは自分自身の体質によって起こるものなので、他人からうつったり、うつしたり、ということはありません。

なぜワキガがうつったように感じてしまうのか?

ワキガはうつることはないにも関わらず、なぜ「ワキガがうつった」ような錯覚をしてしまうのでしょうか?

ここではいくつか例をあげていきます。

衣服の貸し借りでうつったと感じるケース

衣服の貸し借りでうつったと感じるケース

衣服の持ち主にワキガの症状がある場合、衣服に臭いがしみついてしまうことがあります。

臭いのついてしまった衣服を着用することで、ワキガ臭が身体に付着してしまい、自分がワキガになってしまった、と錯覚してしまうことがあります。

こういった臭いがうつってしまう現象は一時的なものです。その後シャワーなどで綺麗に洗い流すことで、臭いは気にならなくなります。

一緒に洗濯をしたとき

一緒に洗濯をしたとき

ワキガ臭がかなり強い方の場合、衣服を洗濯しても臭いが落ちづらい場合がございます。

その場合、ほかの衣服を同じ洗濯カゴにまとめて入れたとき臭いがうつってしまう場合がございます。

ただし、こちらも一時的なもので、臭いがうつってしまうことが原因でワキガがうつる、ということはございません。

臭いが気になる方は、洗剤や柔軟剤を変えてみたり、洗濯をこまめに行ったりしてみましょう。

ワキガ臭が発生するタイミング

先述したように、一時的なものによってワキガがうつってしまった、と感じるものもあれば、症状の発生のタイミングによる勘違いもございます。

子どもの頃は臭いが気にならなかったのに、成長するにつれて臭いが気になりだした

成長するにつれて臭いが気になりだした

小さな時はワキガの症状がなかったのにも関わらず、成長したある時点から体臭が気になり始め、「もしかしたらどこかでうつってしまったのでは?」と考えるケースがございます。

これもどこかでワキガがうつったわけではなく、ワキガの症状が出るタイミングによるものです。

ワキガの大きな原因でもあります、アポクリン感染は性ホルモンの働きによって活発になります。そのため、ワキガの症状がでるのは、性ホルモンの分泌が活発になる思春期頃、という方が多くいらっしゃいます。

そのため、小さなころは症状がなかったが、思春期ごろから症状がで始めるということはよくあることで、これはどこかからうつったわけではなく、もともとワキガ体質だった、ということになります。

ワキガは遺伝的な要素であり、両親のどちらかがわきが体質の場合、子供は50%以上の確率でわきが体質が遺伝すると言われています。

大人になってからワキガになった

大人になってからワキガになった

大人になってからワキガの症状がでてくる、という方もいらっしゃいます。

先述したように、思春期のころから症状がでてくる、という知識を持っている方にとっては、余計どこかでうつってしまったのではないか、と感じるかと思います。

しかし、どこかでワキガがうつってしまった、というわけではなく、体質の変化や生活環境の変化によって症状が気になるようになったという場合がほとんどです。

アポクリン汗腺は性ホルモンの分泌によって活発になります。女性の場合、妊娠や出産によるホルモンバランスの変化であったり、更年期でも発生することがあります。

妊娠などの場合、授乳期間が終わるなどでホルモンバランスがもとに戻ると症状ももとに戻りますが、更年期の変化は自然と戻らない場合もあります。

もちろん、男性の場合もホルモンバランスが変化することで、ワキガの症状が出てくることがあります。

また、ホルモンバランスだけでなく、日々の生活習慣が原因で症状が強くなってしまう場合もございます。

バランスの悪い食生活や強いストレスなどは、体臭が強くなってしまうので要注意です。

ワキガ体質が遺伝する割合

ワキガ体質が遺伝する割合

臭いの原因となる汗を分泌するアポクリン感染は人によって数や大きさがことなります。

このアポクリン汗腺の数は、遺伝的に決まります。

両親の一方の親がワキガだと50%、両親どちらもワキガだと75%の確率で遺伝すると考えられています。

気になる方は専門医に相談してみましょう

気になる方は専門医に相談してみましょう

今まで解説してきたように、ワキガは他人からうつる、ということはありません

もともとワキガ体質の場合、性ホルモンが活発になったり、生活習慣が乱れてしまうことで、アポクリン汗腺が活発に働き、ワキガ臭が強くなってしまう場合があります。

臭いの悩みは非常にセンシティブな問題で、悩むことによってストレスを抱え、別の問題に発展してしまうことも考えられます。

少しでも気になる方は、一度専門医に相談することをお勧めいたします。

マリアクリニックはワキガ・多汗症の専門医がいるクリニックです

マリアクリニックはワキガ・多汗症の専門医がいるクリニック

岡山マリアクリニックは全国8院展開しているマリアクリニックグループの1院です。

マリアクリニックグループは、開院から20年、ワキガ・多汗症の専門医院として、多くのワキガや多汗症の方々のお悩み解決に寄与してまいりました。また、切らないワキガ・多汗症治療として今注目を集めているミラドライを日本で初めてスタートをしたのも、私たちマリアクリニックグループです。

岡山マリアクリニックのワキガ・多汗症のカウンセリングは無料です。少しでも悩みや不安がある方は、まずは無料カウンセリングにいらしてください。

ご自身が本当にワキガなのか、どんな治療が適しているのか、医師の診断のもとで、詳しくご説明いたします。

医師監修

記事監修医師

小林幸子 医師

【経歴】
平成16年 獨協医科大学卒業
平成23年 横浜マリアクリニック開設