ニオイが気になる。いわゆる「わきが」の原因となっている汗腺は「アポクリン腺」、汗が大量に出てしまう、いわゆる「多汗症」の原因となっている汗腺は「エクリン腺」です。
「アポクリン腺」と「エクリン腺」は、それぞれ汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。
「アポクリン腺」は体の限られた場所にある汗腺で、特にわきの下に多く分布しています。「アポクリン腺」から出る汗は、脂質やタンパク質など、ニオイのもとになる成分を多く含んでいて、やや白く濁っているのが特徴です。もともとはフェロモンの役割をはたしていた、と言われています。
一方「エクリン腺」は全身のほとんどに分布しており、分泌される汗は無味無臭です。主に体温調整のために汗を出す汗腺です。
ミラドライは、この2種類の汗腺をマイクロ波により、全体の7~8割程度破壊する治療法です。
ミラドライで汗腺を破壊することによって、わきが臭・わき汗の量が7~8割減少する効果が期待できます。
メスを使った施術の経過
ミラドライの施術の経過
ミラドライによって破壊された汗腺は、再生しません。
そのため、1回の施術だけでも、わきが臭・わき汗の量が大幅に減少するという効果は半永久的に持続します。
しかし、人によって汗腺の多さや深さに個人差があるため、症状が重い方の場合は、複数回治療が必要な場合がございます。
ミラドライは先ほども記載したように、約7~8割の汗腺を破壊します。
言い方を変えれば、2~3割の汗腺は破壊しきることはできません。
破壊されなかった汗腺も、ミラドライ施術直後は活動できないものの、時間が経つにつれ、ダメージが回復し、徐々に活動を再開します。
その為、「施術直後に臭いや汗は感じないが、時間が経つと臭いが戻ってきた。」と感じる方もいらっしゃいますが、正しくは、「残った汗腺の活動が再開された」ということになります。
活動の再開は約半年後、と言われています。
そのため、ミラドライ施術の最終的な治療効果は、半年後の状態が「半永久的に持続する効果」となります。
先ほど解説したように、「ミラドライで破壊した汗腺は元に戻らない」ため、再発する、ということはありません。ただし、1度のミラドライ施術で全ての汗腺が破壊するわけではないことと、破壊されていない汗腺も、ミラドライ施術直後はダメージを受け、活動が止まること、そして、ダメージが回復すると活動が再開されるため、臭いや汗が「再発した」というに感じることがあります。
しかし、これば「再発」ではなく、どなたでも起こりえる状態です。
ただし、成長期の方の場合は、ミラドライ施術後に体の成長とともに汗腺も成長することが考えられるため、わきがや多汗症の症状が再発するリスクがあります。
ミラドライは技術のある方が正しく施術をすれば、一生残るような副作用はございません。
しかし、数日~数か月生じる、一時的な副作用はございます。
副作用の現れ方には個人差がありますので、全てが生じるわけではありません。
水ぶくれ、赤み、腫れや違和感は多くの方に生じる副作用ではあるものの、ほとんどの場合は数日~数週間の間になくなっていきます。
これらの副作用は、施術直後でも日常生活ではそこまで負担にならない副作用ばかりです。
わき汗治療機器にはいくつか種類がありますが、日本の厚生労働省から薬事承認を得ているのは、このミラドライのみです。
更に、ミラドライは開発国のアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる期間)からも認可を受けています。
ミラドライは、効果も期待でき、かつ、ダウンタイムが少ない。それでいて、日本やアメリカからも安全性・効果性が正式に認められているわきが・多汗症治療用の医療機器です。
ミラドライは効果的、かつ安全性も高いと解説してきましたが、同じミラドライの機器を使っていても、効果と安全性、副作用の大小は治療方法によって大きく変わってしまいます。
岡山マリアクリニックは、開院20年、全国8院展開しているマリアクリニックグループの1院であり、マリアクリニックはミラドライを日本に初めて持ってきた、ミラドライのパイオニアクリニックです。
長年、ミラドライ治療の効果の最大化と副作用の最小化を研究し続けており、全国で数多くのお悩みのある患者さまのお悩み解決に寄与してまいりました。
その技術を持って、岡山マリアクリニックでも患者さまのお悩みや症状をしっかりと確認し、期待される効果、起こりうる副作用に関しても正直にご説明いたします。
岡山マリアクリニックでは無料カウンセリングを行っております。症状の診断、ミラドライの効能や副作用に関してなど、無料カウンセリングでご相談いただけます。是非とも無料カウンセリングにお越しください。
記事監修医師
小林幸子 医師