0120-334-800

受付時間 10:00〜19:00 木曜日休診

永久脱毛の仕組みを解説!

永久脱毛の仕組み

永久脱毛と聞くと、「永久にまったく毛が生えてこない!?」と思われる方がいますが、厳密にいうと、そうではありません。
厳密には「長期的な減毛が可能」という表現になります。(国から承認を得ている医療レーザー脱毛機が「長期的な減毛が可能」という範囲で承認を得ているため)
その為、永久脱毛を行ったとしても、目立たない産毛が生えてきたり、脱毛しきれなかった一部の毛が再生する、という可能性はありますが、限りなく毛がない状態に近づけることは可能です。

永久脱毛をした女性

医療レーザー脱毛

永久脱毛は医療機関でしかできない脱毛方法です。
(永久脱毛は発毛組織を破壊する治療方法のため、医療機関でしかできない)
永久脱毛でよく使われるのが、「医療レーザー脱毛」です。

ジェントルレーズ

医療レーザー脱毛の仕組み

医療レーザー脱毛とは、医療用の特殊なレーザーを肌に照射し、発毛組織を破壊する施術です。
この医療レーザーは、黒い色素(メラニン)に反応する波長のレーザーで、肌の表面に照射すると、毛にピンポイントで反応し、熱を発します。この熱が毛根にある発毛組織を破壊することで脱毛を実現します。

発毛組織とは

発毛組織とは、その名の通り「毛を作る組織」のことです。この毛を作る組織は大きく3つです。

①バルジ領域
毛を生成する際に必要な細胞を作り出す組織です。
「発毛の司令塔」としての役割があります。

②毛乳頭
毛を作り出すために必要な栄養を毛母細胞へ送る組織です。

③毛母細胞
毛を成長させる組織です。

この3つが正常に働くことで、毛が生成されていきます。
熱破壊式は主に発毛組織の毛乳頭と毛母細胞の2つに強い熱を与えて破壊する(結果的にバルジ領域も破壊する)のに対して、蓄熱式は発毛の司令塔でもある「バルジ領域」に弱い熱を何度も当てて熱を溜め、毛が生える力を失わせる施術方法です。

毛根のイメージ画

医療レーザー脱毛の仕組みをイラストで紹介

①熱破壊式

熱破壊式脱毛のイメージ

step:1
毛を剃った状態の肌に、医療脱毛レーザーを照射します。
レーザーは毛穴に残った毛のメラニン色素に反応し、熱を発します。
その熱が発毛組織にダメージを与えます。
医療レーザーは黒いものに反応するため、健康なお肌を傷つける心配はありません。

step:2
毛と皮膚が繋がっている部分(毛母細胞・毛乳頭)が熱破壊されると、毛は根元を切られたような状態になり、残った毛はしばらくするとポロっと抜け落ちます。

step:3
熱破壊された発毛組織は再生しません。そのため、脱毛が完了した毛穴からは毛が再び生えてくることはありません。

②蓄熱式

蓄熱式脱毛のイメージ

step:1
熱破壊式同様、毛を剃った状態の肌に医療脱毛レーザーを照射します。

step:2
熱破壊式のレーザーと比べて弱いレーザーでバルジ領域にダメージを与えていきます。
毛母細胞・毛乳頭に比べて、バルジ領域は皮膚の近いところに存在するため、強いレーザーではなくても、熱を与えることができます。

step:3
バルジ領域に弱いレーザーを連続して照射することで毛に熱を蓄えてバルジ領域を破壊し、発毛指令がでないようにします。

熱破壊式のメリット/デメリット

メリット
・照射時間が短く、効果をすぐに感じることができる

デメリット
・蓄熱式に比べ痛みは強い

1回照射しただけで終わらないのはなぜ??

永久脱毛を目的に、医療機関にカウンセリングにいらっしゃるお客様の中には、
「1回の医療レーザー照射で永久脱毛ができる、」
と考えている方が時々いらっしゃいます。
また、広告などでも、「1回●●円で永久脱毛!」と安い金額で、しかも1回で永久脱毛ができるようなものをよく見られます。

結論から言いますと、永久脱毛は1回では終わりません。

その理由をご説明していきます。

毛周期

皆様、「毛周期」というものをご存じでしょうか?
永久脱毛を行う上での重要な要素の1つで、毛が抜けて、生え変わるサイクルのことを指します。
毛周期は身体の部位によって一周するスピードが違います。(女性の場合、毛髪は4年~6年、わき毛は2か月程度でサイクルを一周します。
普段私たちが見ているのは、毛周期の中の「成長期」「退行期」の毛です。しかし、目に見えなくても、皮膚の下には毛が隠れています。この毛は「休止期」の毛です。
わき毛の場合、見えている毛(成長期と後退期)の毛は、全体の3割から4割程度で、それ以外は皮膚の下に隠れている毛(休止期)です。

毛周期のイメージ

1回の医療レーザー照射で20%の毛にしかアプローチできない

毛周期の3つのサイクルの内、医療レーザー脱毛の効果が出るのは、「成長期」段階の毛のみです。
それ以外の毛には、医療レーザーが反応しなかったり、したとしても、発毛組織に熱がいかず、発毛組織を破壊することができないため、また毛が再生してしまいます。
先ほど、成長期と後退期の毛が全体の3割〜4割程度、と記載しましたが、成長期の毛はその半分程度しかありません。つまり、永久脱毛のために医療脱毛レーザーが効果を出すのは、1度の照射で全体の毛の2割程度、ということになります。

施術間隔は2か月〜3か月空ける方が効果がでる

更に、医療レーザー脱毛をしたからと言って、休止期の毛がいきなり皮膚の上に生えてくるわけではありません。
そのため、1度照射したあと、休止期の毛が成長期になってくるまで待ち、時期になったら照射をする、というのを繰り返すことが必要になります。
個人差はありますが、2か月〜3か月を目安に施術を受けるといいとされています。

回数や極端に少ない、施術間隔が極端に短い、は要注意!

永久脱毛は正しい知識がないと、クリニックに通う回数が増え、かかる費用も増えてしまったり、効果を感じられなくなったりしてしまいます。
あまりにも永久脱毛完了までの施術回数が少なかったり、「3か月で脱毛完了!」など短い期間を謳っている広告には要注意です。

永久脱毛に関して、お気軽にご相談ください!

岡山マリアクリニックは、全国で8院展開しているマリアクリニックグループの1院です。
医療レーザー脱毛を使用した永久脱毛の実績も数多く持っていますので、永久脱毛のことで心配なことや、悩んでいる点がありましたら、お気軽にご相談ください。

岡山マリアクリニックのカウンセリング

医師監修

記事監修医師

小林幸子 医師

【経歴】
平成16年 獨協医科大学卒業
平成23年 横浜マリアクリニック開設