体質や状況によって医療脱毛を受けられないケースもあるってご存知ですか?脱毛ができないケースを事前に理解しておくことで、NGケースを避けて効率のよい医療脱毛が受けられます。
脱毛の仕組みやコース内容について調べた後は、いよいよサロン・クリニックへ!と思っても、お肌や身体の調子によってはお手入れできない場合や、医師と相談しなくてはならない場合があるのを知っていますか?
その日の体調だけでなく個人の体質にもよるので、医師が常駐しているクリニックで相談しながら進めるのがオススメ。さらに自分でも注意点を知っておけば、当日になって断られてしまうリスクも減らせますよね。ここでは脱毛がNGなケースと、医師の診断次第では脱毛できるケースをご紹介します。
脱毛NGなケースとは?
妊娠中・授乳中
脱毛が胎児や母体に影響を及ぼすことはありません。しかし、妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化で肌がデリケートになっており、脱毛の光・レーザーによって肌トラブルを起こす可能性があります。また、ホルモンバランスの変化によって体毛の状態も変わるため、毛周期が乱れたり、毛が太くなったりすることも。この時期に脱毛をしても肌への負担が大きく、本来の脱毛効果は得られないためNGとなっています。
日焼け直後、焼けすぎた肌
日焼けをすると肌のメラニン色素が増え、脱毛のレーザー・光が反応してしまうことがあります。すると肌に熱が伝わり、ヤケドや強い痛みを生じることも。激しい日焼けの後は1ヶ月、長いと3ヶ月ほど脱毛は控えなくてはいけません。
生理中
衛生管理の意味からVIOの脱毛はできません。ワキ、腕、足などは通常通り脱毛できますが、肌が敏感な時期なのでできるだけ時期をずらしましょう。
ケロイド体質、肌が極端に弱い
ケロイド体質や肌が極端に弱い人は、ヤケドやかゆみを生じる可能性があるため施術できません。ただし、一見ケロイドのような症状が表れていたとしても、実際は「肥厚性瘢痕」という別のものである場合があります。肥厚性瘢痕であれば脱毛はできるので、正確な診断を受けることから始めましょう。
ヘルペス
部位にかかわらず、ヘルペスが完治するまで脱毛できません。
ケガ
ケガをしている箇所は施術できません。
ほくろ
ほくろから生えている毛を脱毛したいという人もいるのでは?しかし大きなほくろや盛り上がっているほくろは照射できないので、テープを貼って隠す必要があります。
白髪
白髪は毛からメラニン色素が抜けてしまった状態なので、光・レーザーは反応しません。たとえ黒染めをしたとしても、毛根にはメラニンがないままなので脱毛効果はなし。毛穴に電流を流し込むニードルであれば、白髪でも脱毛できます。
その他、ペースメーカーや呼吸器を装着している人も、脱毛機器が反応する可能性があるためNG。美容クリニックで「金の糸」の施術を受けたことがある人も、照射によってヤケドを引き起こす可能性があるためできません。HIV、肝炎ウイルスのような血液や体液を介する感染症などにかかっている場合も不可能です。
診断によっては脱毛できるケース
エステサロンでは、薬の種類にかかわらず服用しているものがある場合は施術NGになることがほとんど。一方、クリニックでは医師によるカウンセリングを行っているので、状態によっては脱毛できるケースもあります。エステサロンでは断られたけれど、クリニックで診てもらったらOKになったというケースも多いようです。
既往症
喘息・気胸の人、心療内科に通っている人などは、医師の診断によっては脱毛できます。バセドウ病などの甲状腺疾患がある人でも、甲状腺を避けて照射すれば脱毛できることがあります。
薬の服用
金製剤の服用経験がある場合は難しいですが、薬の種類によっては脱毛できるケースもあります。
傷跡・手術跡・あざ
色素沈着や炎症を起こす危険性があるため、照射できないことも多々。しかしクリニックの医師が目視で確認した上で、状態によっては施術可能です。
光過敏症
太陽の光などを浴びることで肌に赤みやかぶれなどの症状を引き起こす「光過敏症」。紫外線にアレルギー反応が出ることによって起こる症状ですが、こうした人でも脱毛レーザーの光には反応しない場合があります。医師の問診とテスト照射の結果によっては脱毛可能となります。
アトピー性皮膚炎
肌の状態が安定していれば脱毛可能。アトピーの治療薬として知られるステロイドを使っている場合はNGなので、当日だけでも塗らないよう気をつけて。
ピルの服用中
施術後に色素沈着を起こしやすくなりますが、脱毛はできます。
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脱毛NGなケースと、診断によってはできるケースを紹介しました。人によって症状の重さや状態は異なるので、思い当たることがあれば一度カウンセリングを受けてみましょう!